0012-2 ビジョン短歌B02
怖れる(大失敗)な 立ち向かうほど 強くなる
MBAより バママバ ルルル
なにこれ?
ふざけているのか?
それとも赤ちゃんでもあやしているのか?
・・・と考えた貴男。その感想にいたる感覚は正常だけど、ここから先読み進めるともっとどんどん非正常(異常とは違う?)領域に突入してゆく。
この世の中で、「普通」は大切。
このHPの一歩外の世界へ出たらMKも「普通」を尊重する。
しかし、このHPの中では「普通」より「製造力の強化」を優先させている。
<確認:この文章は小説です。>
怖れる((大失敗!))な 立ち向かうほど 強くなる
MBAより バママバ ルルル
このビジョン短歌B02は、「わ、まずい、失敗した!」と思った時に唱える。
うわっ、まずい! 大失敗だっ! と胃が裏返しになるような感覚、心臓の真上をパンチされて、思わず息が止まった瞬間、背筋に冷たい汗がたらっと流れた瞬間、首筋が寒くなってのどが渇いて思わずぞくっとして鳥肌がたったとき、反射的にこの一首を口ずさめるようにマントラブロックしておく。(下記、イメージ)
「やばい、失敗した! 」
→ 怖れるな 立ち向かうほど 強くなる MBAより バママバ ルルル
「げ、まずい!」
→ 怖れるな 立ち向かうほど 強くなる MBAより バママバ ルルル
「ぐわ、最悪!」
→ 怖れるな 立ち向かうほど 強くなる MBAより バママバ ルルル
「…どうしよう…」
→ 怖れるな 立ち向かうほど 強くなる MBAより バママバ ルルル
このマイマントラを習慣つけておけば、貴男のリカバリースキル=製造力は約12%上昇する。
ほんと? と疑わしい人は、まずビジョン短歌B01に立ち返ってマントラブロックしてみよう。
ビジョン短歌はマジックフレーズである。
とは言え、マジックフレーズに育成するのは貴男、すなわち自分である。
接種&摂取するには、自分で自分の中に育成するしかない。心に意識に鎧をまとうのだ。言葉の力で鎧をまとう。
このHPでは、B01~B06まで紹介しているけど、読み飛ばしてもあまり意味はなくて、それより、一句づつをしっかりマントラブロックして、自分の中で育成して初めて価値がある。そして、それが出来るのは自分でしかない。
まあ、全部読んでどれかを集中強化するのも一つの方法ではあるが、MKとMSは、ビジョン短歌Bの「使用頻度」「摂取の容易さ」「便利さ」「製造力強化度合い」を総合的に判断してナンバリングしているので、まず、B01からの摂取をお勧めしている。
ビジョン短歌B02の摂取は、ビジョン短歌B01の効果効能を自分で認識できてから進んだほうが良い。
とにかく毎日仕事をしていると、どんどん失敗する。特に新人の時は、毎日失敗する。ビギナーなのだ。失敗するのは当たり前である。
ちょっと考えてみても、どんなことでもそうだが、何かをなしとげたようとしたら、次々に困難なことがおこる。当前のことだ。何かが欲しい、取りに行く。困難にぶちあたる・壁がある、しかも多くの場合は競争している誰かがいる。あるいは邪魔している誰かもいる。
日々における全ての営みは「困難との遭遇」と「その困難への対処」だ。毎日がこの繰り返し。
そして、その困難を自分以外の誰かに対処させようとしたとき、その誰かは無償では動かない、だから対価(=お金)を払ってやらせようとするわけで、それが仕事だ。
つまり、欲しいものがある → 困難なことがある → 困難に対処する必要性 → 自分以外の誰かにやらせる → オファーをだして対価を提示する → 「仕事」が発生 するわけで、「困難」=「放っておくと上手く行かないこと」 「自分ではやらない面倒なこと」がなければ仕事も労働も雇用も一切ない。そして、対処が難しい、簡単には解決できない困難がある → その困難にチャレンジする → 失敗 がおこる訳で、とにかく毎日失敗がおきる、これは当たり前のことである。
そして、困難が大きければ大きいほど解決が難しい → 仕事が大きい → その分、解決には大きな対価が払われる。
困難が大きければ大きいほどその困難の解決には高い値段がつく。例えば日曜大工で犬小屋をつくるより駅前の商業地に10F建てのビルを建設するほうが困難だし、さらにはワールドカップやオリンピックを誘致して都市の姿を変えるほうが困難 = 高い対価が支払われるのは当然。
だから犬小屋を作るよりビルを建てるほうが、ビルを建てるよりワールドカップを誘致するほうがたくさんのお金が動く。当たり前だ。
仕事とは、困難の克服=対価としての金銭を獲得するため、困難に挑戦する → 失敗がおこる。
ここまでは全員一緒だ。その失敗にどう対応するか。この対応の仕方で、差がつく。
失敗はある。絶対ある、必ずある。
失敗に対する誤対応その1は、その失敗と立ち向かわず、ごまかしたり、「失敗ではなかった」と見ないふりをして先送りにしたりすることである。失敗は失敗として受け止めて、関係者、メンバー内で情報をシェアして、次の手段を講じなければならない。そのためにはまず面とむかって失敗と向き合うことが出来るかどうかだ。ここで差がつく。そしてその差が差別化につながる。白の。
失敗はいやだ。認めたくない、失敗を白状するのは恥ずかしい。誰だってそうだ。MKだってそうだ。できれば逃げたい。当たり前。
全員そう思う、逃げ腰になる。だから自分だけは逃げない人間になれば、白差別化できる。そう、困難に出会う。逃げたくなる、その時に「逃げたい。でもここで逃げなければ、ここで逃げたくなってしかも逃げた人間と白差別が可能になる」と思えるかどうか。
思えれば、思えない人間と比べて製造力を強化できることになる。
思う方法、自分に思わせる方法が、ビジョン短歌B02だ。
<余談: (不利益の性質)
失敗の結果における不利益には2つの種類がある。直接の不利益、とペナルティによる不利益だ。これをきちんとわけて考えることをお勧めする。
例えば、有名な事件だけど、ネット証券でオーダーを入力ミスし、会社に数百億の不利益を与えた事件があった。
直接の不利益は企業が被った損害だ。日本の法律では、不作為の失敗は事故であって事件ではないので、失敗した従業員にとって直接の不利益はない。あるのは会社に不利益を与えた結果課せられるペナルティである。それに比べて、業務中に怪我をした、なんて場合は、社員個人の不利益は大きいけど、会社の不利益はそれほどでもない。少なくとも数百億、などということはない。
もし貴男が会社員なら、自分の失敗の結果、会社が被る不利益と、自分自身に課せられるペナルティはわけて考える。対処の方法が違ってくるからだ。
もう一つ、企業に属している場合に注目すべきは、責任上上司が被るペナルティである。結局、上司はこれが一番怖い。これまで作者が属していた組織でも結局はこれだった。上司の関心事は、優先順位が高い順に、
① 自分が上司として被る不利益
② 会社全体が受ける不利益
③ 自分の部下が受ける不利益
であり、自分の責任さえ問われなければ、会社に対して大変な不利益をあげたとしてもさほどの関心が寄せられなかった>
そこで、ビジョン短歌B02
怖れる(大失敗)な 立ち向かうほど 強くなる
MBAより バママバ ルルル
(*まず、「怖れるな」 に 「大失敗!」のルビがふってある。これをMKとMFはマントラルビ、と呼んでいる。マントラルビの詳細に関しては後述する。)
繰り返しになるが、ビジョン短歌を、自分のもの、自分のマントラ、マイマントラにする、つまり、ビジョン短歌を摂取する第一段階は、ただとにかくひたすら唱える、すなわちマントラシャウトすることだ。
あらゆる時間を利用してマントラシャウトする。空き時間に心の中で繰り返す。まわりに人がいなくて聞かれる心配がなかったらマントラシャウト(騒)、人がいるようなら、小さな声でマントラシャウト(静)。とにかく口にだしてつぶやいてみる。エレベーターの中で一人だったら少し大きな声を出す。地下鉄のプラットフォームなら入ってくる車両に向かってもう少し大きな声で投げかけてみる。車を一人で運転して渋滞中だったら思い切り大声で叫んでみる。都会にいても大声を出せる場所は複数個所存在している。まずはセンテンスブロックする。
そして、実際に「大失敗をした!」と感じた瞬間に条件反射的に思わずひとこと、このビジョン短歌B02をマントラシャウトする。ここで、「失敗したと感じた瞬間」とは、つまり任意のイベントと遭遇し、それが失敗である、と自分自身が認識したら、その時このビジョン短歌B02がごく自然に口をついてくればそれはマイマントラとしてセンテンスブロックに成功した、と考える一つの指標になる。
ところで、これを読んでいる貴男、今、たった今は何年何月何日ですか?
たった今書いて下さい → ○○○○年○○月○○日。
そして、ここに、一ヵ月後の日付を入れて下さい → ○○○○年○○月○○日
もし貴男が、このHPをここまで読んで一か月後にまだ一度もこのビジョン短歌B02をマントラシャウトしたことがなかったとしたら、その場合、下記3つの可能性が考えられる。
(ケース1)実際に失敗しているのに、マントラシャウトしていないケース。
まだセンテンスブロックされていない。貴男にはまだビジョン短歌B02が摂取以前に接種されていない状態である。
この場合は、毎日あらゆる空き時間をつかって何度でも唱えて、まずこのビジョン短歌B02をセンテンスブロックする。全てはここから始まる。
(ケース2)センテンスブロックされているにも関わらず、唱えていない。
まだそこまで大きな失敗をしたことがない。よってこのビジョン短歌B02を唱える必要に迫られなかった。
これは必ずしも良いことではない。貴男はまだそこまで自分の限界に挑戦していない、という可能性も高い。もしかしたら、そこまで大きな失敗をするような仕事をまかされていないだけかもしれない。その場合は、例え何か失敗しても、「あ、きたな」「失敗だ」「チャンスだ」「成長体験だ」と、いつでもこの一言を言おう、と待ち構え、あえて限界や困難に挑戦してみる意欲を外部に表明してみよう。
(ケース3)
もう一つは、本当に大きな失敗をしてしまうと、このビジョン短歌B02をマントラシャウトすら忘れてしまうことだ。
実際、あまりに大きな失敗してしまって、この一首をとなえることを忘れてしまった人間は過去多数存在している。そんな人に聞くと、本当にあわてふためいてしまって、それどころではなかった、とのことだ。
もっとも、その内の65%以上は、10分~1時間くらいの間に思い出して、その時にマントラシャウトして、フレームワークにあてはめてリカバリーには役立った、とコメントした人間も多い。
そんなこと何度か繰り返すうちに、このビジョン短歌B02は読者の身についてゆく。
もう一つ別の方法として、あまり大したことのない失敗でも、このビジョン短歌B02にあてはめて行動してみることも一つの方法である。
とにかく貴男はこのビジョン短歌B02と巡り合った。たった今から臨戦態勢だ。
この次に何か「失敗した」「ヤバい」「最悪だ」と、思った瞬間、つまり、「失敗イベントを知覚した瞬間」に、このビジョン短歌B02を唱える。
怖れるな 立ち向かうほど 強くなる MBAより バママバ ルルル
繰り返しになるが、ビジョン短歌は短歌だから、31文字。唱えるための所用時間は3秒。どんなに大きな失敗をしても、この3秒で、一呼吸おくことができる。
MKとMSは、これをイベントトラップと呼んでいる。失敗と認識したイベントを、一旦とにかく受け止める。その方法としてビジョン短歌B02を唱える。イメージするのはサッカーのトラップだ。ここでの留意点は、失敗イベントをサッカーの「トラップ」で受けること。野球の「キャッチ」ではない。失敗なんて手でうける必要はない。手でさわったらハンドをとられるくらいの認識で良い。
やば、大失敗だ! やってしまった! と知覚した瞬間、その感覚をトラップで一旦受け止める。飛んできたサッカーボールを胸や腿や足首でトラップしコントロールしてしまうイメージだ。
以下、イベントトラップのステップを分類してみよう。
3段階にわけて考えると、
① あるイベントが自分におこる。= そのイベントが「発生した」と「認知」する
② そのイベントを「失敗」と「認識」する。
③ ビジョン短歌をマントラシャウトする。31文字。そこで、マントラシャウトした瞬間に、認知の結果=認識による解釈を塗り替えてしまう。これは、たしかに失敗だけど、失敗こそ「成功」につながる「成長」体験だ、と。
これをMKとMSは解釈の介錯と呼んでいる。心の中で、「イベントの知覚」 → 「失敗」と認識(解釈) → ビジョン短歌B02(介錯) → 「成長体験」のチャンスと解釈を塗り替え、あるいは上書き保存してしまうのだ。
(このHPでは、「認知」と「認識」を別な概念で使用している。そして、どちらとも未分化で自分の中で区別がついていない状態を「知覚」と表現している。そして、「解釈」とは、あるイベントをFactとして「認知」してから、そのイベントが自分に及ぼす影響を、「認識」することである。
通常は、あるFactを認知した結果、現在自分がフレーズブロックしている様々な価値観と照らし合わせて、そのイベントの存在価値を「失敗」と認定・評価してしまい、「失敗」と認識してしまう。このプロセスは殆んど無意識に行われてしまう。
そこで、トランザクションフレーズとして、ビジョン短歌B02を意識的に(←最初は意識的、やがては無意識的に)召喚し、「解釈」を「介錯」して塗り替えることによって「失敗」から「成長体験のチャンス」に「認識」を上書き変換してしまうのだ。自分にとって有利なシナリオを遂行するために、解釈の方向性を意図的に捻じ曲げるのである。
ここでイメージしてほしいのは、前述したとおり、「野球のキャッチ」ではなく「サッカーのトラップ」だということ。美しいトラップは、カーテンにボールをぶつけた感じだ。ふわっと受け止める。失敗で手を汚さない。あくまで手以外の部分で処理する。失敗なんかコントロールしてしまえば良い。そう、失敗なんて飛んできたサッカーボールと一緒、上手に足元に転がして蹴飛ばせばよい、そのくらいに考え、扱う。
そして、「自分には、ビジョン短歌B02をひとことマントラシャウトする3秒間がある」ということを自分で知っている、体感していることは強力なアドバンテージになる。
とは言え、このプロセス、実は、最初から上手くゆく訳ではない。慣れるまでには時間がかかる。実際に失敗すると、動転して対処にあたふたするだろう。しかし、ビジョン短歌B02を摂取しておけば、失敗の度に唱えて自分に体感させれば、毎回それを行ってゆけば、次第に失敗認知を成功体験獲得のための「イベント」だと解釈し、認識することが可能になってゆく。
ほんとかよ?
そんな事が可能なのか?
可能なのだ。
MKとMSが今貴男に約束しよう。
可能です。
・・・って、これは小説なのだが。
ビジョン短歌を接種して、自分の感覚にしみこませてゆけば、やがてイベントトラップによって別な感覚に塗り替えてしまうことが可能になってゆく。
そして、これまで「無意識領域で決定されていた解釈」を、「介錯」する = 「ビジョン短歌B02を介入させる」方法の一助として、MKの生徒の中には、この3秒、イベントトラップに体感イメージを加味して摂取している例も複数存在している。例えばMKの生徒の一人は、イベントトラップを、クロールで息継ぎを覚えた時の感覚を意識すると言っていた。また、その話を聞いた別の生徒は、剣道の試合で面をはずした瞬間を意識すると言っていた。ビジョン短歌B02を唱える瞬間に、体感としてのその感覚を思い出すのだ。
その他、マラソンで給水をとる瞬間をイメージしている例もあれば、プチ幽体離脱して、空中から自分を見ている自分を想像する、なんていう生徒もいたし、MSの生徒(フランスからの帰国学生)はフルコースの料理で口直しソルベを食べたイメージなどと言っていた。
さらに極端な例がある。ある生徒は、このビジョン短歌B02を、ビールを大きく一口飲んだイメージでマントラブロックしてしまっている。暑い一日を過ごし大汗をかいて家に帰りついて、缶ビールのプルをプシュっとオープンしてグイッと一口飲む、そののど越しの、あの一瞬の快感をマントラブロックして思い出す、というのだ。(失敗の度にビールのど越しをイメージすることになるわけなので、これには賛否両論あるが・・・)そう、自分の中でどんな体験・体感に結びつけてもいい。ビジョン短歌B02を摂取する。
どんな失敗、どんなイベントに遭遇しても一拍・一呼吸おくことが段階的に可能になってくる。ビジョン短歌B02を摂取する以前は、失敗を認識したら、その瞬間身体が凍りつく、背筋に冷たい衝撃が走る、身体が固くなる。対応も遅れ本来の実力以下の対応しかとれなくなる。しかし、ビジョン短歌B02をマントラブロックしておけば、その瞬間を受け止めて逃げずにイベントトラップして解釈を書き換えてしまう、解釈の介錯が可能になる。イベントそのものは同じ、Factは何も変わらなくても、受け止める方法が激変する。
失敗 ⇒ (切り替え) ⇒ 成長体験のためのチャンス
失敗してしまった時、誤対応の2は、二次災害、である。失敗すると動転してしまって、余計な二次被害・二次災害につながってしまうことがある。失敗を失敗と認識するプロセスに「イベントトラップ」(とネーミンングした、一つの実態として受け止めるメソッド)を介入させ、日々使えるように訓練・鍛練・マントラブロックしてしまっておけば、一次災害で食い止めることが出来るようになる。
<上の句まとめ>
(大失敗!)
「怖れるな 立ち向かうほど 強くなる」
失敗した瞬間、とにかく大切なのは、立ち向かう覚悟だ。
逃げない・避けない・ごまかさない。目をそらさない・隠さない。正面切って立ち向かう。
・・・と、言うは簡単、書くは易しいのだが、なかなかそうはいかない。
「やば」「失敗した」 → 「まず隠したい」「俺のせいじゃない」「どこかへ逃げたい」とする気持ちは良くわかる。とってもわかる。誰だってそうだ。もちろんMKもそうだった。
でもここで我慢。キャッチすると、下手に手で受けるとハンドだ。
ピンチに陥るのはヒーローになる第一ステップだ。
上手にイベントトラップしてコントロールしてしまおう。
大丈夫、今の貴男にはもうビジョン短歌B02がある。クロールの息継ぎビールの一口ソルベのシャーベットだ、と自分の体感にすりかえる。
失敗は逃げようとすると追ってくるよ。あわてて投げ捨てようとすれば跳ね返ってくる。ごまかそう隠そうとしても水に沈めたボールのように浮かび上がってくる。逃げたり隠したりするために余計なコストがかかるだけ、かえって面倒なことになり、時間もロス、下手をすると二次災害にもつながる。勇気をもって立ち向かい、その失敗をオープンにする。断言するが、少なくとも、新入社員の間は、絶対にすぐ報告してしまったほうが良い。
大丈夫、会社に400憶円の被害を与えた社員もいるのだ。それよりヒドくはないだろう?
<下の句 「MBAより バママバ ルルル」 >
バマ = 現場でドラマ
マバ = 三間と三場
ルルル = 戦略ルルルと戦術ルルル
ここでは語呂&リズムでフレーズブロックしておく。
「現場でドラマ 三間と三場 戦略ルルルと戦術ルルル」
ふざけているようにしか聞こえないが、これをマントラブロックしておくだけで貴男の製造力は確実にUPする。
そして、失敗時のピンチを切り抜けることができる。
ビジョン短歌B02をマントラブロックするのと一緒に、これをセンテンスブロックしてしまう。
「現場でドラマ 三間と三場 戦略ルルルと戦術ルルル」
① MBAよりバマ → MBAより「現場でドラマ」
MBAの基本は、ケーススタディである。コストをかけて、過去の事例を学んでいる。
一方、今、貴男は現場にいる。これは現実だ。貴男はイベントの真中、どまんなかに存在している。
だから、失敗は貴重な体験だ。現場に現実に存在していなければ、貴男は失敗を経験できない。そうだ、これは貴重なケーススタディなのだ!と認識する。
失敗こそ成長体験の源だ。逃げないで、立ち向かう。立ち向かえばかならず貴男のためになる。
MKはMBAホルダーではない。(MSはMBAホルダーだけど)MKもMSもMBAの有効性を否定する気はないが、その一方で、MKの製造力は一般のMBAホルダーよりはるかに強力である。
何故か。
何故、MKの製造力は、並みのMBAホルダーより強力なのか?
それは、MKが、これまで、あらゆる現実のイベントから常に学んでいるからだ。
どうやって学んだのか?
ビジョン短歌を使って常にイベントを処理し、現実に対応し、失敗と向き合いその経験が積み重なっているからだ。
MBAでは、ビジネス現場のシミュレーションを行う、過去の実例であり、貴重なシミュレーションではあるが、架空の世界にすぎない。
MBAにおいては、架空のケーススタディにお金を払って参加している。ところが貴男が実際に遭遇している日々のイベントは現実だ。
特に失敗は貴重なイベントだ。現実の失敗は成長体験のチャンスだ。心に刻みつける最大最強の大チャンスである。
そう、貴男は今真のケースをスタディーしている。貴男は「ケースそのもの」の間只中に今、いる。現実に存在している。現実の失敗に遭遇している。これは、今、現実の「ケース」を勉強=「スタディー」しているのだ、と考える。
そう、たった今こそ、失敗している体験こそが学習のチャンスなのだ。しかも会社からお金をもらってケースをスタディーしているのだ、そう認識してしまう。
過去の偉人、ヒーローは、皆、例外なくひどい目にあっている。
とにかく全員がひどい目にあっていて、そのひどい目を克服したからこそ歴史に名を残している。偉人はひどい目に合わないと偉人にならない。ヒーローをつくるのは、困難な状況だ。そのひどい目にあって克服したノウハウをつかって商売をしているのが偉人である。もしかしたらその偉人LISTに自分の名前を連ねることができるかもしれない。と考える。これが、MBAより、「バマ」、つまり「現場でドラマ」である。
今、自分は現場にいる。ドラマに遭遇している。人生の大事な瞬間に身をおいている、と認識する。そして同時に、今遭遇している状況は、過去の偉人達、例えば戦場・強制収容所・虐殺、そんな状況に比べたら、充分生存可能性が高いはず、だ。といなおれる。
次の「マバ」とは何か?
読者はもう覚えましたか?
サンマとサンバ → 三間 と 三場 である。
三間 → 仲間・空間・時間
三場 → 修羅場・土壇場・正念場
これらをルルルと組み合わせる。
ルルルは戦略ルルルと戦術ルルル、である。
例えば、読者があるイベントに遭遇する。そのイベントを認知する。
そのイベントを「失敗だ」と認識する。
ビジョン短歌B02を唱え、「失敗だ」に立ち向かえばこれは「成長イベント」だ、と認識(=解釈しなおし)してしまう。
そして、簡単にメモ書きでいいから、状況をまとめるのだ。
そのためのフレームワークが「バマ」と「ルルル」である。
とっさにそれを思い浮かべるために、マントラブロックしておく。
例えば、戦略ルルルと三間を組み合わせれば、下記のマトリックスになる。
「仲間」のリアル(現実)/ウィル(願望)/ゴール(目指す未来)
「空間」のリアル(現実)/ウィル(願望)/ゴール(目指す未来)
「時間」のリアル(現実)/ウィル(願望)/ゴール(目指す未来)
頼りになるのは誰か? どんな未来を志向するのか? 時間リソースはどのくらいあるのか?
イベントの登場人物・時間と空間的なひろがりをいったん整理して考える。
何でもいい、手書きのメモでいいから、取り急ぎこの表を書き、ボックスを設定してみる。フレームをつくって思考すれば必ず何か解決への手がかりを思いつく。少なくとも「3間」の順番を記憶しておけば、仲間・空間・時間の順で戦略ルルルを整理すれば、一旦事態を俯瞰&客観視できて、問題を分析できる。
もう一つのフレームワークが 三場、である。
「三場」とは、修羅場・土壇場・正念場、である。
修羅場、とは何か?
修羅場、とは「対立軸」がある状態だ。人物AとBあるいは、B以下C・D・E・・・それらイベントの参加者同士の利害や意見が対立している場合だ。誰と誰が対立しているのか、をまず把握する。この場合、とりいそぎ解決策は考えなくていい。とにかくまず対立の理由を考える。
基本は「人物」がいてそれぞれが「異なる意見」を持っている。解決策はあとから考えることでも良い。例えば、じゃあ、Aの立場をまずよく聞こう、Bの立場を説明するために、グループ全体の代表者をまず選んでもらおう、そんな提案そのものをするだけで時間を稼いだたり、クールダウンさせていたりすることを思いつく。
次は土壇場、である。これは、今、おいつめられている、ということだ。このまま最悪の結果になった場合は何を失う?
ここで考えるのは、例えばヒトモノカネ情報時間の経営5大要素、あるいは、査証・心証・崇拝・生計・尊厳の、ビジネス信頼サシスセソである。
それぞれ何が危険にさらされているのか、最悪のシナリオではどういったことがおこるのか、を考える。
そして正念場。正念場とは、「向こう側」のある「こちら側」にいる、ということだ。
正念場とは、「向こう側」に行きたいけど、その前に越えなければいけない何かがある状態だ。
目の前にそびえるのは山かもしれない。鉄条網かもしれないし巨大な壁かもしれない。深くて広い川かもしれないし海かもしれない。あるいは誰か敵かもしれない。
ただ、正念場には、必ず「向こう側」がある。
この場合の「向こう側」とは何か?
何をもってして「向こう側」と言えるのか。
「向こう側へたどり着く」とはこの場合どんなことなのか。
「向こう側」にたどりつけば、以前と違う自分になれる。正念場、ピンチとチャンスは紙一重。川を渡れば海を越えれば壁を超えれば自分の未来と出会えるのだ。そう、ここさえのりきれれば。
正念場、とは、自分の度量がためされている。つまり、ここを乗り切れば必ずワンランク上にいける。Before Afterを意識する。成長体験を積むステージに今参画したのだ、と考える。
上記のマトリックスは一例にすぎない。戦略ルルルを横軸に、3間を縦軸にとって作成している。
もしかしたらこれではピンとこないかもしれない。現状に即さない場合もありうるだろう。しかし、とにかく手を動かしてみる。
とり急ぎ、ありあわせの紙にメモ書きで構わないから、3間/3場/戦略ルルル/戦術ルルル/さらには実現実行ジョショションション、それぞれを縦軸あるいは横軸において、マトリックスを作成してみる。
そしてマトリックスのボックスを文字で埋める。書いてみる。
すると、状況が整理され、必ず何かを思いつく。とにかくあせらずさわがず、まずビジョン短歌B02をとなえてイベントトラップして、順番にフレームワークをあてはめてゆけば問題が整理されてくる。
・・・とは言うものの、初めはそう簡単にいかない時も実はたくさんある。
それでも、このビジョン短歌B02をマントラブロックしておけば、大きなアドバンテージがある。
何故か?
このビジョン短歌B02を知っていれば、例えどんな大きな失敗をしてしまっても、一旦、その失敗をうけとめることができるからだ。
失敗だ、と認知したとたんに、マントラシャウトする。そして、MBAではない、今、現場にいるからドラマに遭遇するのだ、と自分に認識させる。ピンチに陥るのは自分がヒーローになるチャンスだ、と考える。そして、ささっとマトリックスを手書きでいいから書く。取り急ぎ適当な記載で全然構わない。この、「マトリックスを描く行為を一旦行う」のが大切なのだ。
自分は大失敗した時に何かをやれる、一旦シャウトするフレーズをマントラとして標準装備している、その段取りが自分にインプットされている、それを自分で知っているだけで失敗に遭遇している今の自分を落ち着かせることができる。
あたふたしている、あるいはあたふたしそうになっている自分に何かの動作を課すことによって、例えばマトリックスを設定してそこに要素を書きこむことによって、すくなくとも「今の自分」に「やらせる何か」を「自分は持っている」ことを「知る・実感する」ことができる。そして、一度でもこの感覚を経験して、どんな大失敗をしても、自分にはやることがある。あわてている、あるいはあわてそうになっている自分を一旦落ち着かさせるノウハウを自分は持っている。ことを実感することができる。
これは大きい。
お百度を踏む、という行為がある。例えば自分の親兄弟や子供が病気になって、いてもたってもいられない、でもやることがない、そんなとき、お百度を踏む、という行為がかつて存在した。
ここでは、超自然的な効用に関して議論する気はないが、少なくとも、「何か」をやる。ここでは「百回歩く」という行為を自分に課す。そして、自分は何かしているのだ、と自分で実感できること、それ自体に意味と意義があるのだ。
しかもその行為が、本来の解決に少しでも貢献出来ればそれは価値のあることだ。
そのきっかけが、ビジョン短歌B02を唱えることである。
失敗 = 成長体験 である。大きな失敗をするほど、その失敗はチャンスだ、と考える
怖れるな 立ち向かえ
自分は強い 自分は負けない 自分は勝つ、と信じよう。
これは、この失敗は、自分が成長するチャンスなのだ、と強く信じる。まずそこから始めることができるのだ。
<マントラルビについて>
ここではマントラルビについて解説する。
(ここから先は、特に女性は読まないで欲しい、これはMSからの警告である。マントラルビのノウハウこそ、ビジョン短歌において、もっとも女性に対して有害だ、とMSは主張している。)
さて、貴男(=男性読者)はつづきだけど、貴男は気づいただろうか。ビジョン短歌B02には、「怖れるな」の上に「大失敗」というルビをふっている。
ビジョン短歌B02は、「おそれるな 立ち向かうほど強くなる MBAよりバママバルルル」でマイマントラとしてマントラブロックするのだが、そのマントラブロックを実行する際に、「怖れるな」のルビを「大失敗!」とふってしまうイメージを心の中に定着させてしまうのだ。
例えば貴方が何かのイベントを認知したとする。これを心の中で、あ、「大失敗!」だ、と解釈したとする。その瞬間、自分の中で、「怖れるな」の文字が同時に浮かび上がってくるようにマントラブロックしてしまうのだ。このような、意図的に違うルビをふること、そしてマイマントラとしてマントラブロックしてしまうことをマントラルビと称している。
これも解釈の介錯の一助だ。
現状このマントラルビには、各方面から疑問の声がなげかけられている。
(疑問1)全然違う言葉をそう読めるようにすることが可能なのか。
(疑問2)意図的な読み間違い、は妥当なのか、
という上記2点の疑問である。
(解答1)「可能か不可能か」という疑問に関しては、可能である。
複数の人間(男性限定)が充分にこのマントラルビによって、ビジョン短歌B02をマントラブロックしてしまっている。
自分の脳が、あるイベントを認知して、それを「大失敗!」と認識した瞬間に、「おそれるな」という言葉が同時にでてくるようにセンテンスブロックをしてしまうことはできる。そうルビをふってしまい、自分の中では、そう読むように決めてしまうのだ。例えば「五月」と書いて「サツキ」、「五十嵐」と書いて「イガラシ」と読むように習慣づけるのとそう変わらない。
気付いている人間は少ないが、これは日本人(ニッポニアン)の特権である。
例えば、①百瀬 ②百合という字がある。日本人ならモモセにユリ、と読み仮名をふれる、すなわちルビを書けるのだが、かつてMKは、なんで、①がPeachで、②がLilyなのか、とフランス人に聞かれて思わず答えに窮したことがある。百合の花はフランス王室の花なのでさらに混乱に拍車をかけたのであるが、(実はこの時、傍で聞いていたMSが助けてくれて、それがまた見事な説明だったのであるが)こんな芸当を自然にこなせるのは世界中で日本語母語話者だけだ。日本語母語話者はもっと自分の特殊性に気付いて、しかもそれをもっと活用すべきなのである。マントラルビのメソッドなど、まったくもって初期段階にすぎない。
とりいそぎ、自分があるイベントを大失敗だ、と認識した瞬間、それを解決に導く言葉におきかえて認識してしまうメソッドを自分の中にインプットする手段として、このマントラルビを利用できるのは、日本語に精通した日本語母語話者だけの特権である。
(*ここで確認だが、「大失敗」のルビが「怖れるな」ではなく、「怖れるな」のルビを「大失敗」としている。読者の中には、それではおかしい、「大失敗」のルビが「怖れるな」ではないのか、と考える人もいるだろう、実際、そのとおり、であって、そのほうが理屈にはあっている。あるイベントに遭遇する、あ、大失敗だ、と思う。そして、その大失敗、を認識した瞬間に「怖れるな」をおもいうかべる。それが正しい順番ではないか、そのとおりだ。
しかし、どうだろう。いやしくもビジョンを達成するためのビジョン短歌に、まず「大失敗」と大書きし、しかもそれを何度も唱えるのが得策だろうか。
目的は、「あ、大失敗だ!」と認知した瞬間に、「怖れるな」と自分自身あるいは自分の脳に認識させることだ。そのメカニズムをインプットするのに役立てるのが目的なので、その目的を理屈に優先させているのである。順番や理屈より実際の効能を優先させている。そのために、記載では、「怖れるな」を大書きにして、そこにちいさくルビとして「大失敗!」をふっている。そう、このビジョン短歌をマントラブロックする目的は、イベント認知を「大失敗!」と解釈した瞬間に、同時に「怖れるな」を認識させる、その自分の力を(例えむりやりにでも)センテンスブロックしてしまうことにある。よって、声を出してとなえる時には、「怖れるな」と声にだして言う。
これがマントラルビ、の力である。
そして、マントラルビをつくれるのは、日本語独特の力である。
こんなことを可能にするのは、日本語、すなわち、音読み・訓読みのような文化を持ち、さらには、そのノウハウを幼少より訓練している日本人の最大の特徴である。
「本気で」と記載して「ガチで」と読んだり、「出汁」と書いて「だし」と読んだり、「山車」と書いても「だし」と呼んだり、さらにはこの本の読者限定で、「貴男」を「あなた」と読む、そんなことを日常にしている、そんなことを許している言語は他にない。この特徴を有効活用するのがマントラルビの力だ。
(解答2)では妥当か?
現状、少なくとも有効に機能している例しかMKには届いていない。ただし、乱用した場合の副作用には、今後留意する必要がある、とMSは警告を発している。
0コメント